この記事は、2018/02/04に別のブログであげていたものです。
2018年になったの機に以前から気になってた「ゼロ秒思考」をはじめてみた。
だいたい何をするにも3日坊主どころか2日と続かない私だが、 今回は100枚目まで続けられた(後述するが本来なら100枚というのは約10日分*1。)ので、 始めたばかりの人でも得られる効果や最初に身につけるべき?「ゼロ秒思考」の習慣化ができるようになったまでのことを書いておこうと思う。
「ゼロ秒思考」てなに

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「ゼロ秒思考」とは
思考の「質」と「スピード」、双方の到達点が「ゼロ秒思考」だ。 瞬時に現状を認識し、瞬時に課題を整理し、瞬時に解決策を考え、瞬時にどう動くべきか意思決定できることだ。 迷ってる時間はゼロ、思い悩んでいる時間はゼロとなる。
上記の能力、及びその能力を身につける為のメモ書きトレーニング方法のことだ。
1分間でA4の紙を横向きにし、左上にテーマ、右上に日付、その下にテーマに対して4-6行ほど本文を書く。 それを1日10枚以上書く、というトレーニング方法だ。
テーマ 20180201 ・本文1 ・本文2 ・本文3 ・本文4
テーマは疑問や課題、悩みだったりとなんでもいいが、疑問系なテーマにすると書きやすい。
自分の場合は、 「なんで今ゲーム作りやれないのか?」とか「今日/今週はどこまでゲーム作り終わってればいいか?」などといった内容が多い。なんでもいいのだ。
「ゼロ秒思考」を習慣にする
「ゼロ秒思考」のやり方がわかったところで次は毎日10枚以上書く、ということを身につけるべきだ。
「ゼロ秒思考」は毎日やることで当然、瞬間的な意思決定ができるようになる為のトレーニングになるし、 毎日行うことで心がスッキリしている状態を保つことができる。脳がスッキリしていると新しいアイディアも生まれやすくなる。
しかしビギナーの私は習慣にするまではけっこうかかったのでそれについて書いておこうと思う。
習慣にできない原因を「ゼロ秒思考」で探る
「ゼロ秒思考をなんで毎日やれないのか?」をテーマに「ゼロ秒思考」で考えてみた。
ゼロ秒思考をなんで毎日やれないのか? 20180106-1 ・ 1分でも嫌なことを思い出したくない ・ やる時間が作れない ・ そもそもめんどくさい ・ 紙がもったいないのが嫌だ
悩みや課題というのは、思い出したくないことを思い出さないといけなかったりすることも多くて 1分という短い時間でもそれに向き合うことが億劫だった。「1分でも嫌なことを思い出したくない」のだ。
でもそうも言ってられない。向き合わないと人生このまま何もできず終わるんじゃね!?みたいなこともよく思う (´Д`)ノ {オエエ
なので次は嫌なことに向き合う方法を考えることにした。 ちなみに本文のうち、一番最初に書いたの内容が自分の中で一番強く感じていることだったりするらしい。
嫌なことでも向き合うには? 20180106-2 ・ 基本考えたくない ・ 時間を多くとっても意味がない。そもそも今取れてない ・ とはいえ今までの人生で100%向き合えなかったわけじゃないなぁぁ。 ・ 夜より朝一番の方が考えられることが多い気がする ・ 向き合いやすいテーマはさっさと片付けて脳の負担を減らそう
まず、向き合いやすいテーマと向き合いにくいテーマがあるなとも思ったから、 向き合いやすいテーマはいち早く先に済ませちゃって、向き合うのにパワーがいるテーマだけに全神経を注ぐことからはじめた。
そして朝一番の頭が疲労していない時間が、嫌なことだったり不安なことについて思考しやすい傾向があるということがわかった。 それなら朝やるしかない。
朝やる!と決めたところで、朝早起きしようと思ったが全然起きれない。新たな課題が生まれてしまった。 そこでまた「ゼロ秒思考」。
どうすれば早起きできるか? 20180106-3 ・ 3日ほどやったけど早起きが一度もできてない。 ・ 明日も早起きできなかったらもう早起きしようとするのはやめた方がいい。罪悪感に陥る。 ・ そもそもゼロ秒思考したい為に早起きするのは今の自分には不可能なのでは。 ・ 早起きしないでもやれる方法考えた方がいい
「ゼロ秒思考」をやる為に早起きする、という方向が自分にとって勝率の低いものだったということがこれで確認できたところで、 早起きをしないでもやれる方法について次は考えることにした。
早起きしないでも頭が疲労していない朝に「ゼロ秒思考」する時間を作りたい 20180106-4 ・ 朝の支度をもっと早くできないかな ・ 今もギリギリだから無理そう ・ 通勤時間が割と暇だから使いたい ・ どの区間ならやれるか調査する
結果的に自分は、 通勤中のバスや電車の中で座れたり、座れなくても混んでおらず立ちながらでも「ゼロ秒思考」ができる区間と、 ホームで電車を待っている時間にも「ゼロ秒思考」を行うことができるようになった。
1分なのでいつでも時間を作りやすいのが「ゼロ秒思考」のいいところの一つだ。
これはただの私の例だが、こんな感じで「ゼロ秒思考」を続けることができてない人は、「ゼロ秒思考」でその原因を探ってみるといいかもしれない。
初心者なら多少ルール破りしてもとにかくやることを優先する
次に上であげた「ゼロ秒思考」が毎日できない理由の2つ目、「紙がもったいないのが嫌だ」ということについて書くと、 ゼロ秒思考をやれないよりは、紙がもったいなくないと思える方法をとる方がいいという結論に至った。
なので1枚に複数テーマ書いたり、表裏両方使ったりもしていた。 100枚目以降は表裏両方書いているとフォルダ分けができないので、1枚の紙を縦に半分に分けて表面だけに2テーマ書くようにしている。
はじめた当初はルール通りにできないことが多々ある。が、
手書きで書くこと、左上にタイトル、右上に日付、その下に本文を4-6行書くというフォーマット、また1分間という時間制限はだけは守る(できなくても目指す)。 それを毎日やることを優先させている。
100枚でも得られた効果
イライラや、よくわからないけど気分が悪い、といったことが少なくなったとは思う。(まだ完全にはクリアできてない)
だがそれ以上に、日々「ゼロ秒思考」をする=日々考える時間が作れるようになったことから、
今まで先送りにしがちだった課題や悩みについての改善方法を早めに考えることができるようになったと100枚にして感じている。
以前は様々な問題を先送りにしすぎてて何日も経過する、それによって問題が山積みになり頭が飽和する(モヤモヤという表現に近いと思う)、 ということが定期的によくあったが、
その状態に陥ったとしても「ゼロ秒思考」で解消できるし、毎日やっていることで確実に飽和状態に陥りにくくなっている。
当然100枚程度では、瞬間的な思考スピードには全く至らない。
が、誰でも100枚だけでもその付加的な効果はすぐに感じることができると思う。
今後も続けていこうと思う。
(書いてるだけでトレーニングにちゃんとなってない気がするのが最近の課題です:ロ)
*1:自分は習慣化されるまで時間がかかったので20日位かかっている。